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強巴林建立物語

強巴林建立物語

チャンバリン建立が実現するにあたっては、
ボミ・チャンバ・ロドロ高僧との出会いを抜きに語ることはできません。
ボミ高僧とは、長い歴史と多くの信者がいるチベット仏教を
最後まで守り抜いたチベット仏教最高位の高僧であり、
多くのチベット僧侶からも尊敬される方でした。

ボミ高僧は永敏大住職にこういわれました。
「あなたの守護神は六臂大黒天様だよ」。
六臂大黒天様は、もともとお釈迦様の守護神。
そして「日本にチベット寺院を建てなさい」とも話してくださいました。
お寺の名前も、自らの名前からチャンバを取り、「寺」という意味の「林」と合わせ、「強巴林(チャンバリン)」と名づけていただきました。
「チャンバ」は、チベット仏教のゲルク派に代々伝わる由緒のある言葉なのです。

チベットは平均海抜3500メートル以上の過酷な自然が待ち受ける場所です。
長く外国人に対しては門戸を閉ざしてきたチベットでは、特別な許可がなければ、古くから尊ばれてきた寺院を詳しく知ることは不可能です。
しかし、ボミ高僧のお陰で、チャンバリンはジョカンを正式に踏襲する寺院として建立されることが許されました。

平成15年の正月には、チベットを襲った極めて厳しい寒さの為に、製作中の仏像が破壊されました。
同時に仏師たちの仏様に対する失礼な態度も戒める必要がありました。
平成16年に製作現場を訪れると、今度は指の印(いん)が全て間違っていました。
さらに平成17年の切羽詰った状況でも、仏像はまだ未完成・・・。
その都度、自分に壮大な使命を与えてくださったボミ高僧と、神示をくださるお釈迦様のためにも、永敏大住職は一切の妥協を許しませんでした。

チベットでは国家プロジェクトクラスの「チャンバリン建立」。
この壮大な試みに私財を投じ、また多くの方々のご支援の元に成し遂げた永敏大住職。 この経緯はまさに「奇跡」の連続でした。
民族の壁も、宗教の壁も越えて、同じ「生ある者」として、このチャンバリンにお参りいただくことが、永敏大住職にとっての最大の喜びでもあります。